あなたのピルに対する認識が変わるかもしれません

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近年、妊娠を望まない女性の間で低用量ピルというのが人気なことをご存知ですか。
「ピル」と聞くと良くないイメージを持たれている方もいらっしゃいます。
実際のところはどのような薬なのでしょうか。
安全面などで問題はないのでしょうか。

ピルの副作用、いまではほとんど起こらないのを知っていますか

ピルと聞くと真っ先に副作用を心配される方がいます。
確かに日本で高用量、中用量のピルしかない時代には激しい副作用がありました。
でもそれは何十年も前の事です。
現在主流のピルは低用量のものがほとんどです。
そのため副作用も少なく、安全と言えるでしょう。

低用量のピルの入手方法、基本は病院で

現在日本ではトリキュラーをはじめとする低用量ピルは医師の処方がないと買えません。
ピル欲しさに病院に行くのはちょっと…と思われる方もいらっしゃいますが、きちんとした産婦人科ならばそんな心配は不要です。
目的はどうあれ、かかりつけの産婦人科を持っておくことは長期的に見ても良いことです。
費用は保険がきかないため、薬代、診察代など月3000円程度かかります。

低用量ピルのメカニズム。体に妊娠したと思わせる

ピルには2種類の女性ホルモンに似た成分が配合されています。
この成分を服用すると体が妊娠したと勘違いして排卵が止まるという訳です。
薬の効果で排卵を抑制しますが、自然に近い状態で排卵を停止させるため体への負担が少ないです。
このメカニズムを理解せずにピルは排卵を止めるから危険と言う方もいますが、そんなことはありません。

薬の種類は大きく分けて2つ。21錠タイプと28錠タイプ

大きな違いは毎日服用するか7日間休みを入れるかです。
28錠タイプには偽薬(プラセボ)と呼ばれるものが7錠入っており、7日間は薬を飲んでいないのと同じ状態を作ります。
21錠タイプは偽薬がなく、自分で薬を飲むのを7日間休みます。
飲み忘れが心配な方は28錠タイプを、飲み忘れる心配のない方は21錠タイプが安いのでオススメです。

低用量ピルの飲み方。飲み忘れに注意

初めて服用される方は、いつごろ飲めば良いのか悩むことが多いようです。
ピルは生理初日に飲み始めるのが良いとされています。
低用量ピルには何日目に飲む薬と順番が決められていますので、1日目に1錠目、2日目に2錠目と言う具合に飲んでいきます。
月経から8日以上経ってしまうと今回の整理周期では効果を得るのが難しくなります。
注意としては飲み忘れないようにすることです。
毎日決まった時間に飲むようにすると忘れにくいでしょう。
もし忘れてしまったら、いつも飲んでいる時間の24時間以内だったら早めに服用しましょう。
忘れてから24時間以上経っている場合は、今回の生理周期で避妊を期待するのは難しいので、次回からまたチャレンジしましょう。

避妊薬を飲んで、将来子供ができなくなってしまわないかと心配

低用量ピルをきちんと服用していれば妊娠はほぼしません。
しかし将来子供が欲しい時に、何か問題が発生しないかと心配になるかたもいらっしゃいます。
結論から言えば、将来の妊娠にリスクになるようなことは起きません。
低用量ピルは服用中の排卵をブロックしますが、服用を止めれば元に戻ります。
ただし月経が正常になるまでに2、3カ月かかることがあります。
妊娠しないためには服薬を続けなければなりません。逆に言えば妊娠したくなったら薬をやめてしまえば何も問題ありません。

ピルにまつわるエトセトラ。太る、癌になる、吐き気がおこるは本当か?

まず太るというのは本当です。
しかしこれは昔の話です。まだ低用量ピルがない時代にはこうした話が結構ありました。
高用量ピルの時代には癌になりやすいというデータもありましたが、現在使われている低用量ピルでそのようなデータはありません。
吐き気はそのピルと自分の体質が合わない時になりやすいようです。
いまはいろいろな会社が低用量ピルを出しています。
自分の体質に合った薬が必ず見つかるはずです。
吐き気が酷い時はまずかかりつけの先生に相談しましょう。
別の種類の薬を出してくれるはずです。

生理をコントロールするのは怖いこと?

ピル使用反対の方の中には生理をコントロールするなんてと考えている方もいらっしゃいます。
しかし女性の体質は千差万別です。
中には生理痛が酷く、数日横になっていなければならないほど酷い人もいます。
そうした方で、いまは子どもが欲しくない、あるいはもう子供もおり、これ以上妊娠を望まない方がピルを使うのはいけないことなのでしょうか?
激しい生理痛を経験したことのない方に理解してもらうのは難しいでしょうが、こうした方が元気に日常を送れるのならば生理をコントロールしても良いのではないでしょうか。

日本ではまだピルに対する偏見が根強く残っています。
避妊はコンドームで男性がするもの、それを女性側にやらせるなんて…と。
しかしそれは正しい知識がないために思われることのようです。
望まない妊娠をしてしまい、堕胎する方が遥かに危険ですし、女性の体にも負担が大きいです。
低用量ピルはコンドームよりも避妊率が高い、安全性の確かなものです。

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